【五周年企画】句ッキーを焼いた

クッキー3枚

そう、俳句の記されたクッキー、それが句ッキー

amazon ミニミニクッキースタンプ ひらがな

このスタンプを使って、クッキーに俳句を刻んで、焼いてみることに。

まずは、神野宅のチャレンジ。

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お、いい感じ。

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ひらがなの散らばる食卓。実はすでに「と」と「を」が行方不明です。

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一字ずつ押していきます。植字のごとく。だんだん目がちかちかしてきます。

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さて、あとは焼くだけ!

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焼けてる、焼けてる……

できあがり!

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……ん?

クッキーがふくらんで……

文字が……埋もれている……

どうやら、ちょっと分厚かったようです。

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一夜明けると、少ししぼんで、多少、読みやすくなっていました。

〈花野ごと束ね祝うよ詩なくとも  る理〉

〈永遠が欲しい時雨が窓濡らす  華子〉

…なんとか読めます?え、読めない?

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月とペンそして一羽の鸚鵡あれば  高柳克弘〉

第二句集『寒林』刊行記念に焼いてみました。……読めます?

え、読めない?

という失敗を前提に、今度は江渡家でチャレンジ。

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あまり大差ない感じ。読めない。
一応割れないようにバター少し多めにして薄めにしたんですけどね。
クッキーの問題なのか写真撮る腕の問題なのか。

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ん、多分両方問題があるな。
〈紫陽花や笑つてほしいから笑ふ  華子〉

そして、野口家で、最終チャレンジ。
おっちょこちょいによりいっぱい割れちゃいました……。

割クッキー

でも、いい感じに焼けました♪

クッキー

さてさて、焼いた句ッキーには、句ッキーを贈る相手への句を刻みました。

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生後二か月の息子へ
君それは虹見るまなこ波聞く耳  紗希〉

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この春に定年を迎えた父と、二人三脚で来た母へ。
春の虹にみとれる時間これからは  紗希〉

江渡家では長女にプレゼント。(作ってる最中も横で一生懸命邪魔してくれました)
紫陽花や笑つてほしいから笑ふ  華子〉
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なんと速攻割られるという悲劇。
でも、美味しい美味しいと食べてくれましたよ。(いちご味にしてみました)
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る理は、裁縫の好きな妹・ま綾へ。
春雨や刺繍の裏の賑はしく  る理〉

まあやクッキー

撮影は気持ちよく晴れた屋外にて。

るりクッキー

要するに、「俳句ッキー(はい、クッキー)」。

俳句を刻んだクッキーを、誰かに贈るところまでが、句ッキー企画、なのでした。

最後に、スピカの読者のみなさんへ。

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よ、読めない……(ごめんなさい)

焼く前のほうが、まだ、読めます。

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スピカより海馬へ光届け、春   (スピカ編集部より)