昭和57.9.15角川書店刊行 「杉田久女読本」より。
第二句集の準備をしているんですが、まぁ辛い。なんだか第一句集の時より苦しんでいるような気もします。毎日毎日自分の俳句を見てあーだこーだと並びかえて、あれ、もう何が良いのかわからなくなったとか、とにかく頭を抱えて苦しんでいます。ダメだ、何か俳句と関係ないものを読まないと頭がスッキリしない。と本屋さんに行き『梁塵秘抄』と『藤原定家全歌集』を買ってきました。
…ダメだ、こんなの読んでいる暇はない。もっとパラパラ読めるものを買うべきだった。なんか猫の漫画とかそういうのを買えば良かった。
ちなみに、提出期限は8月31日、あと数日です。
では久女の続きを。
月に出て水やる音す茄子畠
つややかな月と茄子。
針もてばねむたきまぶた藤の雨
その頃眠し。
子犬らに園めちやくちやや箒草
めちゃくちゃや!
秋来ぬとサファイァ色の小鰺買ふ
目にはさやかに小鰺買う。
白豚や秋日に透いて耳血色
白豚さんだぞ。
汝を泣かせて心とけたる秋夜かな
ふーう。
われに貸す本抱へ来よ夜長人
夜長人よ、君のセンスを信じる。
玄海の濤のくらさや雁叫ぶ
叫ぶに迫力。
朝顔や濁り初めたる市の空
代表句ですね。美しい朝顔、そして一日が始まる。
この夏やひさご作りに餘念なく
もちろん、余念ございませんことよ。
青ふくべ地をするばかり大いさよ
自慢の大ふくべ。
今日はこの辺で
じゃ
ばーい