2016年7月5日

ウオッカのボトルを墓へ山滴る

「騙された」

みんなやってるはず。夜中のファッションショー。明日のコーディネートに自信がない時、万年床の隣で、テレビも点けっぱなしで、とっかえひっかえ着替える。時には靴も持ちこむ。ビールを飲みながらなので、鏡の中の自分がいつもよかシュッとして見える。
さて翌日、昨夜決定した服でドアを出ると、途端に自分がみすぼらしく見える。酔いは覚めているし、眩しい朝日が、下手なメイクを、太い二の腕を、服の毛玉を照らし出している。
思わず「騙された…」と、呟く。自分に騙された。