2016年7月20日

立ち呑みの背の触れさうな扇風機

「妄想逃避」

 現実から逃れたくて空想や音楽や本に浸るのが現実逃避…。が、時には逆のこともしなくてはならない。あえて大好きなテレビのスイッチを切り、携帯も漫画も封印。髪をひっつめて、とことん現実と向き合いまくる。
 現実と言えば、もちろんお金。電卓を叩き、通帳の残高を舐めるように眺める。(数字が増えるわけでもないのに)「あー、今月車検だ。目の検診もいかないと。あと、そろそろ水道代の請求が…やべえやべえ」
結局、何も解決できる訳がなく、残高に溜息をつくのだが、冷めたコーヒーを飲み干せば「よっしゃ、働かなきゃな!」と、妙に気合いが入る。気付けば二時間経っている。
 これはこれでストレス解消になっている。