2016年12月7日

寒林や胸に畳みし手書地図

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鷹俳句会は50周年記念に「季語別鷹俳句集」を出版した。
そしてそれをふらんす堂からiPhoneのアプリとして発売。
鷹の50年とその後の毎月のベスト30句を集めたものなので
昭和の時代から平成の直近までの秀句がおさめられている。
このお世話係として、お手伝いをしていた。
このアプリのよいところは、もちろん読み物として季語別に並んだ
俳句なのはもちろんのこと、季語以外の検索ができるところにある。
たとえば、「鏡」を検索すると122句検索できる。
「眼鏡」なら43句。
本来ならば、自分の不明確な記憶の中にある、たしかこんな句があったような……
という句を検索することができるようになったのだ。
もちろん自分の結社のみではあるが、これが全体でできるようになったら……と
思うと(もちろん事務作業は膨大なものになるのではあるが……)
類句類想に悩むひとつの手助けにはなるだろう。

ただし、iPhoneにまず変えてもらわねばならないので
このごろiPhoneの回し者のように皆さんにお勧めしている。
お勧めしている手前、一番の特徴?である、『自分でバックアップを取る』ことを
お願いしなくてはならない。
案外これが初めて使用する人にとっては手強いことのようでご一緒に汗をかいている。

「汗をかく」
パソコンを始めた20年ほど前から、ある日突然動かないパソコンの前で
悪戦苦闘していたことを思い出す。
そうパソコンって昔は拗ねたり甘えたり、ときには叩いたりしていたよね?
そんなネットの中で俳句に出会ったのでした。
このお話はまた次にでも……