2017年3月6日

いかのぼり不思議な音階のこども

子供の頃から凧揚げが好きで、正月に祖母のところに行くと、ずっと凧揚げをしていた。しかし、それほど好きな割には正月しか揚げておらず、また成長するにつれ、凧揚げ自体中断してしまっていた。再開したのは、こちらに移って、仕事が決まってからで、多摩川や妻の実家などでするようになったが、今年はまだ三ヶ日に二度ほど揚げただけである。
それでも、凧揚げは最高だ。遥か遠くというわけでもなく、しかし凧はめちゃくちゃ小さくなっていって、そんな遠近を兼ねた距離感の空を見上げながら、風の感触を手元で感じる。それが不思議でずっと確かめてしまう。
もし、私に老後というものが訪れるなら、一日中凧揚げをして暮らしたい。