2017年3月16日

剃刀の水に浸かりし彼岸かな

折り返し地点を無事過ぎました。
今日は少し余談的なことを書きたいと思います。

綿菓子日記は基本的に過去話なので、妻が出て来る話は妻に時代考証というか、「俺、こんなこと言ったっけ?」と確認を求めるのですが、妻が覚えていないことが多く、そういう話はボツにするか、記憶と整合性のとれる範囲で創作したりしています。
余震のエピソードは妻もよく覚えていて、さっき「ねぇねぇちょっと見直した?」と聞くと「だめなときはどうせつぶれる」と当時と変わらない返事が返ってきて、なんだか安心した。

私が過去のことをあれこれ言い出して、いったい何がしたいのか、自分でもよく分からないけど、よければもう少しお付合いいただきたいし、その結果、何かが分かるということもないかもしれないが、それはそれで、溶けて消えてしまった綿菓子のようで、悪くないと思っている。