2016年6月24日2016年6月23日 芝桜埴輪の馬に短き尾 黒岩徳将 芝桜の茎の短さと、埴輪の馬の尾の短さ。短いもの同士が、つんつんと空気をつっついているこそばゆさが、いかにも春らしい。 「はにわの・うまに・みじかき・お!」という言葉のリズムも弾んでいて、声に出すと気持ちいい。 「週刊俳句」477号(2016年6月12日)10句作品「耳打ち」より。