西村麒麟初期句文集1

お盆です、誕生日がきました、えぇぼくの、いやいや、ありがとうございます、えー、はい、29になりました。そうなんです、意外と、えー、はい、大人ですよ、いやいやほんと…。

実家の部屋をごそごそすると、小学生の頃の作文がゴロゴロ出てきました。引き出しを開けると、ノートに書かれたちょっと残念な俳句がゴロゴロでてきました。

えー、されど僕は僕が書いたすべてを愛してますので、この下手な俳句と文章を発表したいと思います。何も上手だけが素晴らしいわけじゃないのです。心ですよ、心。

さ、貴重ですよ、僕以外誰も喜ばないけど…。今回の企画は「西村麒麟初期句文集」とでも名付けようかね、えーと、誕生日だから怒らないでね、とでも言っとこうかな…、ではまずは文章から…

「さかなやさん」
ここにも青いでん気があった。やっぱり青いでん気があったからさかなに虫がしんだ。だからおきゃくさんがきてくれるんだね。青い光りに人げんがあたったらどうなるんだろうね。
ここの貝はしおをふかなかった。

●製作年不明、最後の一文が悲しい

初期俳句コレクション1

すぷーんの中で溶けゆくかき氷

叱られて歯医者に行くや夕焼雲

大夕焼走つて帰る男の子

アメリカの中年若しサングラス

●最後の句、ノートに数ヵ所書き込まれている、自信作…なの?麒麟ちゃんよ…

「だるまはこび」

ぼくのばんのときは、白にまけたくないと思って、れんしゅうよりすこし早くいきました。ちょっと早すぎてもふつうみたいに走らなかったからいくぞっと思ったのにいそぎすぎでだるまを二回もおとしてしまいましたが、さいごまでがんばって走りました。

●小学二年生、喘息でヒーヒーな頃、運動会の話みたいです。うーん、頑張ったね、泣けてくるぜ…。

初期俳句コレクション2

夏の水どくどく揺るる水面かな

意味がわからない…、水が汚かったのかな…

洋梨を刺して広がる水の予感

うーん、水の地球的に言いたかったのかな…

いつか読む書物の山やちちろ虫

初鳩のあまたの丸き形かな

うーん、遅くてまっすぐなストレートだなぁ…、どうも才を感じない…。

「げき」

三学期最後の参観日に「地底の巨人団」というげきをすることになりました。
ぼくは2場面を選びました。
そのわけは、まねさせ巨人になりたかったからです。
2場面に出る人は、ジャンケンで、すぐに決まりました。川口君と、高がき君と、青木さんとこう本さんです。ジャンケンで勝って嬉しかったです。
何の役がいいか決めるときに、川口君がまさおに決まりました。青木さんはよし子、こう本さんはかず子に決まりました。
そうしてぼくは、「まねさせ巨人」
たかがき君も「まねさせ巨人」と言ったので、ジャンケンになってしまいました。
ジャンケンで負けたらゆたかの役をしなければいけません。ぼくはジャンケンをして、負けてしまいました。
ところが、高がき君はゆたかの役を見て、言葉がすくないから、ゆたかの役がしたいと言って、ぼくはまねさせ巨人になりました。
そしてしばらけ、毎朝朝早く学校に行って練習しました。ぼくはたかがき君と行きました。
巨人の服を絵の具でぬるのがたいへんでした。
やっと巨人の服ができました。あと手の部分も作りました。ことばもなかなか覚えられませんでした。でも何度も練習してやっと言葉を覚えました。
あと動きを自分で考えて練習しました。そして本番に思うようにできてよかったです。

●小学4年生の文章、うーむ、オチがないなぁ…、うーん、文章あまりうまくなかったんだなぁ…。あ、ちなみに「まねさせ巨人」に勝負に負けると石にされます、スフィンクスのナゾナゾ的なやつです。

ノートに書かれていたメモ

●あかるい柿と暗い柿

●見ゆるもの闇

●動き続ける秋の波

●明るく元気で素直な人なら誰でも受かる

初期俳句コレクション3

春の山写りて春の田んぼかな

日盛りに波郷をまねて黙りけり

紺色の朝が来てゐる涼しさよ

走らねばならぬ二軍の晩夏かな

●真面目だったんだなぁ…、最後の句、僕の人生のようで悲しい、えぇ、走りますとも

学校のプリントより(小2)

勉強面でこれから自分ががんばらないといけないと思うことは何か?

●集中してやる

そうじは一生懸命ていねいにしたか。そうじ場所に行かなかったり、遅れたりすなかったか。

●ていねいにはしてなかったかもしれない

…麒麟少年よ、素直になりなさい

量が多いので、まさかまさかの続く、です。

そんじゃ、ばーい