2012年3月28日

夢のない暇さ加減の春の旅

前略
 せわしいところへきてしまいました。スーツを着た人たちが、たくさん、足早に、やってきては過ぎ去っていきます。僕が今いるところは、どうやら秘書になりたい人が集まってくるところのようです。
 どっちへ行ったものやら分からずうろうろしていたら、いきなり、「秘書A子の上司(常務)は体調を崩し、現在は入院中だが、関係者以外には伏せてある。A子も知っている業界紙の記者からA子に電話があり、「常務が入院していると聞いたが、体調はどうか」と尋ねられた。このような場合、A子はどのように対応するのがよいか。次の中から不適当と思われるものを選べえっ!」などと、どやしつけられてしまいました。

1.検査入院なので、間もなく退院の予定になっていると言う。
2.上司が入院したのは、持病の軽い発症のためで、念のためのものと言う。
3.病気は個人的なことなので、電話は自宅にしたほうがよいと言って電話番号を教える。
4.心配をしていただいてありがたいが、体調は快方に向かっているので心配はないと言う。
5.大したことはないのですぐ退院するが、詳しいことは総務部長に尋ねてもらいたいと言う。

 「ええと、僕だったら業界紙の記者がカマをかけて来ていると思って入院の事実を否定します。だから全部不適当」と返したら、「正解は3です。伏せておいたことが知られているので、これ以上余計なことが知られないようにするためにも、自宅の電話番号を教えたりするのはよくありません」と怒気まじりの丁寧語で返されました。ごめんなさい。
 秘書、か。向いてないだろうな。かといって、現実的な範囲で、僕が就きたい仕事ってなんだろう。そう考えると、難しい。専業作家とか専業作家とか専業作家とか、あぶくみたいな夢ばかり見ているわけにもいかないし。
 それじゃ、また明日。

草々

3月28日

“秘書検定@徹底解説ナビ | 日程・問題・面接対策”より
福田若之