フランス語辞典さくらんぼ落下す

\手になじませる/
ブックカバー
¥1260/@FUNKY STREET star松濤/キャンバス地

ずっと使っているブックカバー。
本を差し込むときのわくわく、読み終えて外す時のひと仕事終えた気持ち。
高校の時から本好きになりました。
高校の図書室では「図書室に新しく入れてほしい本、書いてください」の、リクエストコーナーにリクエストをして必ず本を入れてもらっていたし(たぶんリスエストがあまりにも少なかった)、
両親も姉も本が大好きなので、家には本がとにかくたくさんあって、みんなで読み合った。
鳥取の祖父の家に帰省した幼稚園の夏、
(祖父の家にも大きな書棚がたくさん)、いとこの男の子とそのお姉ちゃんの3人で本棚のおもしろそうな本を見つける遊びをしていた。
しばらくして弟の方がきゃぁぁっと嬉しそうに「見て見て!」と言って文庫の本を持ってわたしとお姉さんに見せてきた。
すると見せてきたページを見てわたしたちもきゃぁぁ!その部屋をみんなで顔を真っ赤にして駆け回った。
そこには色っぽい女の人が描かれていた(気がする。)
大盛り上がりだったので祖母が部屋に入ってきて、「どぉしたのぉ?なんかおもしろいものあったぁ?」といつものように優しくにこにこ聞いてきたのだが
こんなエッチなものをじいじが持ってるよ、なんて口が裂けても言えず
見つけてしまった恥ずかしさと、見てしまった罪悪感で
誰かがその本を持ったまま、とにかくみんなで走って部屋を飛び出した。
なんやかんやでその本は夜には本棚に戻されたのだけれど(特に怒られた記憶もない)。。
なんとなく完全には成仏していない、忘れられない本棚の記憶。
今その本を見たらどこに盛り上がったのが分からないくらい、きっとごく普通の本だったに違いない。
挿絵だった可能性も含めればいよいよ何の本だったのか分からない。
女性の水着や裸婦の写真、絵画の載った本を持っていない家を探す方が難しいことは、今は分かるけれどもあの時は。
大人になって本をたくさん読むようになった今、趣味や考えや感覚、心の中、手の内、そういうことが少し知られるという意味で本棚を見られることは恥ずかしいけれど、あの時はまだそういうことの方がよっぽど恥ずかしかったんだなぁ。