2012年1月17日

殺し屋を皆討ちとれる寒卵

友人宅に泊めてもらったとき録画してあった岡本喜八監督『殺人狂時代』を見せられ、あまりのキレのよさ、格好よさに驚いた。
それぞれに一癖ある殺し方をする殺し屋集団の総帥・天本英世と、理由不明のまま彼らにつけねらわれ、偶然のように飄々と撃退していく仲代達矢のトリッキーな対決が、白黒のハイコントラストな画面でテンポよく繰り広げられる。

原作は都筑道夫の『なめくじに聞いてみろ』だった(元の題は「飢えた遺産」だったらしいが)。
小説も映画もそれぞれスタイリッシュで、別個に成功している例。


*都筑道夫『なめくじに聞いてみろ』講談社文庫・1979年