尻で食ふ日差しあまねし敗荷に SSTbot
SSTスクラップ「暦」
終りめく数字が月の電柱に 鴇田智哉
猿たちが騒いで胸の寒くなる 鴇田智哉
銀河にぶつかるアンドロメダを弥勒とす 関悦史
我が消え誰かれがきえ蠅叩 関悦史
灼けし壁千の紙片の吹かれをる 榮猿丸
監視カメラ毎秒一コマ花散るのみ 榮猿丸
枯れていく上野の森の鳥館 鴇田智哉
鳥の糞(まり)浴びたる枯木かがやける 榮猿丸
ひとかげが枯野に黒くゐてうごく 鴇田智哉
枯野から海辺へ影を曳いてきぬ 鴇田智哉
ビニル傘ビニル失せたり春の浜 榮猿丸
桜貝と壜の破片とひかりあふ 榮猿丸
干潟とは今を忘れてゆく模様 鴇田智哉
空暗む大群の蚊も地球かな 関悦史
人を容れぬ列島にして霞みけり 関悦史