瀬戸内海を思った。すぐそこに、いくつも島が浮かんでいて、波も穏やかで、春の日射しがまぶしい。そんな海がみえる。猫は伸びをしているのだろうか、鳴いているのだろうか。すこし活動的な猫がみえる。この、島という大きなものから、恋猫という小さなものへ発想の飛躍も、句の世界の広がりを感じさせる。
また、恋猫が島から島へ跳んでいる姿は、アニメっぽさはあるものの、確かに想像はできる。無理をさせない。読者を楽しませてくれる句だ。
「跳べそうに」という措辞の軽さも、春の軽やかな気分にちょうどいい。
今泉礼奈が江渡華子・神野紗希・野口る理の俳句を読む。2015年5月連載。
瀬戸内海を思った。すぐそこに、いくつも島が浮かんでいて、波も穏やかで、春の日射しがまぶしい。そんな海がみえる。猫は伸びをしているのだろうか、鳴いているのだろうか。すこし活動的な猫がみえる。この、島という大きなものから、恋猫という小さなものへ発想の飛躍も、句の世界の広がりを感じさせる。
また、恋猫が島から島へ跳んでいる姿は、アニメっぽさはあるものの、確かに想像はできる。無理をさせない。読者を楽しませてくれる句だ。
「跳べそうに」という措辞の軽さも、春の軽やかな気分にちょうどいい。