冷やし中華によく入っている錦糸卵。料理に慣れていない人で段取りが上手くできなかったのだろうか。何にせよ、丁寧にはつくってくれなかった人が浮かんでくる。そして、それをそのまま「卵に熱あるまま」といってしまう。「まま」という、ぶっきらぼうな言葉。つくった人と食べる人の関係性がすこし見えてくるのが、たのしい。
この句も前回と同様、正直さが魅力的で、愛らしい。
今泉礼奈が江渡華子・神野紗希・野口る理の俳句を読む。2015年5月連載。
冷やし中華によく入っている錦糸卵。料理に慣れていない人で段取りが上手くできなかったのだろうか。何にせよ、丁寧にはつくってくれなかった人が浮かんでくる。そして、それをそのまま「卵に熱あるまま」といってしまう。「まま」という、ぶっきらぼうな言葉。つくった人と食べる人の関係性がすこし見えてくるのが、たのしい。
この句も前回と同様、正直さが魅力的で、愛らしい。