2015年6月30日

流星の軌跡湛えている鎖骨

写真0630

目覚まし時計を8時にセットして、身体を伸ばして電気を消した。明日も仕事がある。布団に潜りこんで、ふっと目を開けた。煙の匂いが漂ってきた気がしたのだ。懐かしい気持ちがよみがえってくる。
炎の揺らめき、燃えていく木の音、人々のひしめき合っている気配、白く光るイナウ…。チセでのカムイノミの煙の匂いに、いつだって戻ることができる。すべての生きものの呼吸に満ちていた時間に。