2015年4月26日

瓶詰の一度に崩る春日かな

きっかけになったのは小学生の時に読んだ、線香花火のしくみの解説記事だった。硝酸カリウムと硫黄、木炭の粉を混ぜると、黒色花火ができる。これを紙により込めば線香花火になるという。試してみたくなったのはいうまでもない。薬局で薬品を買い揃え、さっそく実験をしてみた。売っている線香花火のようにはいかなかったけれど、確かに花火らしい燃え方をした。煙の匂いも花火独特のものだった。

大平貴之(2010).『ラネタリウムを作りました。 7畳間で生れた410万の星、そしてその後』エクスナレッジ pp.25