2015年3月31日

春空の悲しみをまた越えし青

いよいよ今日で本欄の連載も最後となった。連日にわたり、拙い句と文章を載せていただいて恐縮の限りであったが、ご覧いただいた方々、そしてこの機会を与えていただいた「スピカ」の編集者に心より御礼を申し上げる。

明日から四月が始まる。入学や入社など、心機一転の方々も多いことだろう。私の好きな言葉に「筍に日に新たに、日々に新たに、また日々新たなり」というものがある。新たな何かを追い求めていくその心に春の息吹が宿っているのだと思う。