まつすぐの茎が氷をつらぬけり
凧なら、いつもあげている。
手の指先はいつも、空へ開かれている。
指先から空に触れながら、空へ吸われそうになりながら、
そして空の目から見下ろされて気が遠くなりなりながら、いつもいるのだ。
糸巻を横目で確かめながら、
そして、いつか両足が浮きあがってしまうということを恐れながら。
2015年1月の連載。
まつすぐの茎が氷をつらぬけり
凧なら、いつもあげている。
手の指先はいつも、空へ開かれている。
指先から空に触れながら、空へ吸われそうになりながら、
そして空の目から見下ろされて気が遠くなりなりながら、いつもいるのだ。
糸巻を横目で確かめながら、
そして、いつか両足が浮きあがってしまうということを恐れながら。