2017.8.31東京四季出版刊行
福田若之句集『自生地』より。
旅先でくるみを一袋買って持ち帰ったところ、数時間後にウニョウニョと白い幼虫がたくさん這い出てきました。
くるみや栗、無花果、もしくは無農薬の野菜など、そりゃ虫はいるよねと思いつつも、目の前にウニョウニョ動く幼虫を見てしまうとやっぱりショックです。
虫も食わない農薬バンバンの綺麗な野菜と、虫がウニョウニョしている無農薬の本当は綺麗な野菜との二択だと、頭では無農薬を選びたいところだけど、難しいなぁと。
福田若之句集『自生地』の続き、ラスト一回読んでいきます。
着ぐるみがぎんなんを踏む笑えないし
よせよ、な。
ごみ箱はごみで窒息文化の日
ごみも苦しいごみの中。
過去に棲むちいさなひとでなしの僕
ひとでなしブルース。
野良犬が車に轢かれそうになる
どうにも野良で、どうにもならず。
九月は一気に青空だから(うつむく)
本当に秋を感じるのは、九月からか。
冬の夜のさびしい姉のカップ酒
安くてすぐ酔う、頭の痛くなるやつ。
かまきりをのむかまきりのほそい喉
あの喉を。
雪女それが一日ずつ増える
しかも同じ顔の。
すごろくのとおりのろくでなしになる
この、ろくでなし!って最近聞かないなぁ。
トイレットペーパーの減る夏休み
生きていると。
ぽーんと日傘手放して海だぁーってなってる
シンプルに興奮するのは海。
宝船からだらだらと降りてくる
こんちゃーす。
熱帯夜ジョジョをはなから読み返すッ!
僕は大学を卒業する時にジョジョ全巻をバッグに詰めて古本屋に売りました。稲中は後輩にあげ、刃牙は部室に寄付しました。ちなみに一番好きなスタンド(ジョジョの話ね)はホワイトアルバムです。
虹を看取るプールを洗いはじめながら
淡く薄れて。
しらがの かれの なみのりを わすれない
ビーチボーイズ(ドラマね、反町のね)に出てくるマイク眞木とか。
やわらかいかまきりのうまれたばかり
まだ柔らかい鎌を持ち。
面白い句集です、一冊の本として楽しめます。
どう面白いのか、どんな感じなのかはぜひ手にとって確認してみて下さい。
次回からはまた久女に戻ります。
じゃ
ばーい