11月23日は、毎年、竹ノ塚は炎天寺にて、一茶まつりがおこなわれる日。
炎天寺は、一茶が訪れて〈蝉なくや六月村の炎天寺〉と詠んだことで有名だ。また寺の近くでかの有名な〈やせ蛙負けるな一茶是にあり〉を詠んだということで、蛙のお寺としても親しまれている。お寺の本堂脇の玄関には、古今東西の蛙コレクションが、訪れた者の目を楽しませてくれるのです。
一茶まつりの目玉は、小中学生の俳句大会の表彰式。今年で53回を迎える、歴史ある大会で、一人一句限りの投句ながら、全国から10万句を超える句が集まる。それをお寺が檀家さんと協力して運営しているのだから、頭が下がる(というか本当にどうやっているのだろうと思うくらい、スムーズに運営されている)。
私も選句にかかわらせてもらっている。写真の男の子は今年の小学生の部の大賞の子。
〈はかまいりみせたかったなランドセル〉
審査委員長の高野さんが「大事な人が亡くなったんだね。誰に見せたかったの?」と賞状を手渡しながらきくと、「おおばあば!」と彼。ひいおばあさんのことだろう。「きっとお墓の中でいまごろ、この句を知って、にこにこしているよ」と高野さん。墓参りが、こなす行事ではなく、故人へ思いを寄せる大切な時間だったことがうかがえる句だ。
午後は当日投句の俳句コンテスト。人気の集まった句の作者から、高野さんの色紙や、お米や洗剤など、豪華お役立ち賞品も配られ、小春日和の大会は無事、幕を閉じたのでした。
選句の感想や応募してくれた皆さんへのメッセージ、書いています。上記のブログでも見られます。

