2013年8月30日

飛魚や古き神話の海の使者

実は海で飛魚を見たことはないのだが、先日島根の水族館アクアスで見た飛魚の姿、壁に映し出された影の姿に神々しさを感じた。そのため、いつか海で見たとき違った感動が生まれるのだろうと思って一句残しておくことにした。

自分の句を見直していると、海や恐竜に関連する句が多いことに気づく。昨年の俳句甲子園中国大会で、広島高校の浅津大雅くんが「梅雨雲の揚子江より湧き上がる」と詠み、先生が「日本人から見ると、中国みたいに大きなものや歴史のあるものに惹かれるところがあるんじゃないでしょうか?」と評価し周りを納得させたのだが、そういう感覚が僕の中にもあるのだろうか。

俳句甲子園の句を見ていると、星・地球・宇宙・魂・歴史など、壮大なものが多く詠まれ、また審査員に採られる傾向が強いように思う。そういった句の傾向はそろそろ二番煎じと言う人もいるが、高校生の大胆さ・若々しさを武器に、それでも新しいと思わせられる句が出てくると、やはり評価は大きく、手堅い結果を出すのだろう。個人的には第13回の時に松山西中等教育学校から出た上田悠里衣さんの「蜂蜜に指しずめゆく晩夏かな」のように、身近なもので詠んだ感覚的な句も好きなのだが、今後どのような句が詠まれ、採られていくのか、楽しみにしている。