間引きした菜の土を落とす様子を「鈴振る」ようだと表現している。
たしかに、大根などの作物そのものよりも、ふつうの雑草の根よりも、楚々とした「間引菜」が「鈴」らしい。
何気ない土を落とす動作を鈴を振る動作にに例えることによって、不要であるはずの「間引菜」への慈しみを感じるだろう。
少し崩した韻律に、はらはらとこぼれてゆく土や見えない鈴の音が聞こえてくるようだ。
『津川絵理子作品集 Ⅰ』(ふらんす堂、2013.8)より。
野口る理が読む。
間引きした菜の土を落とす様子を「鈴振る」ようだと表現している。
たしかに、大根などの作物そのものよりも、ふつうの雑草の根よりも、楚々とした「間引菜」が「鈴」らしい。
何気ない土を落とす動作を鈴を振る動作にに例えることによって、不要であるはずの「間引菜」への慈しみを感じるだろう。
少し崩した韻律に、はらはらとこぼれてゆく土や見えない鈴の音が聞こえてくるようだ。
『津川絵理子作品集 Ⅰ』(ふらんす堂、2013.8)より。