2017.6.1ふらんす堂刊行
「鷹羽狩行俳句集成」より
やっぱり夜は中華でしょ、とみんなで横浜をうろうろ。
話に夢中になって、 いい加減に歩いていると中華街から全然異なる方向へ。 なんだかポツンと一軒だけあるあやしい中華のお店が。
鴇田さんあんなところに店がありますよ。あの店、 なんか看板もショボいし面白そうじゃないですか?いいね、 なんか呼ばれている感じがするしね。
うわーいとみんなでゾロゾロと中華へ。
かよのさんがニコニコしながら、私お肉が食べたい、 とか野菜食べたいと言うと、あ、 僕も食べたい食べたいと乗っかる。出来る男、黒岩くんが、 それじゃあお肉を食べましょう、お野菜頼みましょう、 と的確に迅速に動く。あぁ、田島さん、紹興酒って駄目ですよ、 尿酸値上がりますよ、僕それだけは飲まないんです、と言うと、 あちゃー、そうだっけ、そっかぁ、うーん、でも、いいや、 薬飲むし。とみんなも僕も美味しく紹興酒を飲みました。 紹興酒は痛風になるけど、その代わりとても美味しい。
そのあと二次会で、サイゼリア行こう、行こう行こう、わー、 っとぞろぞろとサイゼリアへ。 大人になってから行くサイゼリアはとても楽しい。
夢のような横浜の夜。
「十五峯」より。
年迎ふ山河それぞれ位置に就き
よきスタートを。
添へ書きはみな声もちて年賀状
ちょこっとある一行が嬉しい。
かくれん坊の鬼を探しに春の山
鬼笑う、山。
今年またうやむやに梅雨はじまりぬ
なんとなく梅雨。
牛・馬を洗ひしむかし夕焼川
夕焼川が美しい。今はあるけど、もう感じが違う。
先約のはうを断り年忘
行きたい方へ行くのだ。
初夢をさしさはりなきところまで
ちょっとだけ教えてあげる。
生前の話におよぶ新茶かな
ネバーエンディングストーリー。
遠目にもそれとわかりて蕎麦の花
遠目にもぞっとするほど白いか。
秋風や寄れば柱もわれに寄り
愛らしい柱。
遺影には申し訳なきほど朝寝
口とか開いていて、ごめん。
百の窓かがやきはじめ卒業歌
毎年のことながら、みなきらきらと。
じゃ
ばーい