2017.6.1ふらんす堂刊行
「鷹羽狩行俳句集成」より。
久留島くんから新幹線で帰るまで時間があると、連絡があり、僕の職場の近くで一時間ほど遊びました。
久留島くんはお酒に強いわりに、なければがないで平気なタイプ、つまりお茶やコーヒーでも全然楽しめる人。僕はお酒がないと駄目なタイプなので、出来れば飲みたい。彼もそれをよく知っているので付き合ってくれます。
一時間ほどの間にごくごくごくごくビールやらワインやらを飲んで楽しく別れました。普通は一時間しかないならお茶でも飲んでゆっくり話をするのかもしれないけれど、僕の場合は、大変、一時間しかない、急いで飲まなきゃ、とごくごく飲んでしまう。
もちろん家に帰ってからもごくごく飲みました。
『十六夜』より。
音なきを山の音とや大旦
なんだか大きな安らかな気分。
遠き日のごとく遠くにいかのぼり
あらあらあらと月日も凧も。
竹のあるところもつとも山笑ふ
えへへへへ。←竹。
たかりゐるもの見えぬまで蟻たかる
ものすごい、ご馳走。
鈴虫を飼ひ家ぢゆうが籠となる
イメージの鈴虫は涼しいけれど、あれはたくさんいるとかなり強烈。
初雪の降りつつ消えて松の上
淡くて綺麗な初雪。
庭に出て二階を呼べり夏の月
おーい感。
鶏頭の本気で立ちてゐたりけり
『本気!』って漫画がありましたね、マジと読むやつ。
草泊(くさどまり)ならモンゴルの星の下
そして立派な横綱ぬ。
物知りがゐて落着かぬ日向ぼこ
ちょっと、うるさい。ぼーっとしてこそ日向ぼこ。
じゃ
ばーい