2015年1月1日 「いま光」 神野紗希 アルミ貨の軽さ都会の冬霞 まぶしくて眠たくて冬萌の椅子 数え日の雪となりたる書店の灯 硝子器のひかり階下に除夜の鐘 青空にセーター見せるような伸び 夕焼が好き鯛焼の鰭が好き 道が野にひらけて兎いま光
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