「まどのひかり」 神野紗希

「まどのひかり」神野紗希

冬はひかりの熊笹に砂の音
青空は火球を忘れ冬日和
吹かれ癖撫でて穂草の枯歩く
母に父私は冬たんぽぽと居る
まどのひかり雪がぜんぶ溶けたら言うね
春近し木を離れ木をふり返る
踏切で鯨と待っている夜空