「夢でなほ」 江渡華子

「夢でなほ」 江渡華子

赤い靴が春の芝生を走りたる
接吻を覚えし子供さくらさくら
ふらここを押すのは夫夢でなほ
しやぼん玉見送り干せるパンツかな
公園も本屋も春の思い出か
丸い涙集めて春の小川とす
包丁を研いでたたくやふきのたう