冬の苺の赤が足りない短気なり
小学校だか、中学校の頃だったか、クラスで輪ゴム飛ばしが流行った。
友だち同士で狙い合ったり、何かを的にして競っていた。
私が飛ばそうとする輪ゴムは、どうやっても自分の手や顔に向かってきて他人には当たらなかった。
2015年11月の連載。
冬の苺の赤が足りない短気なり
小学校だか、中学校の頃だったか、クラスで輪ゴム飛ばしが流行った。
友だち同士で狙い合ったり、何かを的にして競っていた。
私が飛ばそうとする輪ゴムは、どうやっても自分の手や顔に向かってきて他人には当たらなかった。