『柿の種』頁にひとつ秋燕
『柿の種』は、寺田寅彦(1878~1935)の短文集。
1933年に小山書店より刊行された。
寺田寅彦は、物理学者であり、随筆家、俳人でもあった。
私の手元にある『柿の種』は、岩波文庫のものである。
1篇1篇が、ごく短く、手元の文庫本では、1頁1篇という短さのものも散見される(中には1篇が2行のみというものもある)。
内容としては、文芸作品に近い感じのもの、自然科学的な内容のもの、詩的な内容のもの、ごく当たり前の内容のもの等々、多彩である。
全体的に「英国風のエッセイ」とでもいったような趣きなのかな、という感じも。
思えば、寺田寅彦は、あの夏目漱石(1867~1916)の弟子なのであった。