2015年4月1日

四月馬鹿四方八方を引用す

学生の頃コラージュ療法を受けたことがある。
4、5人が適当な雑誌を持って集まり、それぞれが雑誌の中から写真や文字を鋏で切り出し画用紙に糊で貼り付け、感想を言い合う。
適当に選んだはずの素材が、出来上がるとなにかしらのテーマが見えるのが面白かった。
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これから30日にわたって「図書館コラージュ」をしてみようと思い立った。
図書館なら人数を集めなくても本が揃い、遊べる。

方法は以下の通り。
(1)図書館に行く
(2)適当に本を選び、適当に開き、コピーする
(3)家に帰って、蛍光マーカーで線を引き、ひたすらPCに打ち込む
(4)(1)から(3)までを何度か繰り返す
(5)同時進行で俳句をひたすら作り、打ち込んだものにあてていく

「適当に」というのは「無作為に」とは違う。「選ぶ」という行為に「作為」や「意図」が入り込む。それを排除はできないが、なるべく広範囲に、自分の興味を押し広げて「適当に」選んでみる。
本を選んでみると「まったく使えない」場合もある。例えば、本そのものが引用過多な場合や打ち込み不可能な記号ばかりの場合などだ。図画や写真が多すぎるのも難しい。
そういったことも考慮しつつ、「切り貼り」をしてみたらどうなるか。
この30日おつきあい頂ければ幸いです。