2016年4月1日

厳寒のモスクワ経由パリへ飛ぶ

4.1

15年前、大学卒業を前にパリへ旅行することになった。かねてパリ再訪を計画していた彼女に同行を求められ、ついて行くことにしたのだ。よくよく聞いてみると、アパルトマンを借りてひと月ほど暮らしてみたいとのこと。そんな夢みたいなことが出来るのだろうかと思ったが、パリに留学経験のある本井英先生に相談したり、ガイドブックやインターネットで調べたりして、どうにか部屋を確保。周囲の心配する声に送られて、旅立った。
1月31日(水)14時10分、成田発アエロフロート576便でパリへ。機内は卒業旅行らしい大学生ばかりで満席。離陸直後に誰かの携帯電話が鳴ったり、それに反応したのか機内の蛍光灯が球切れを起こしたり、コメディー映画の一幕のような旅立ちだった。モスクワでトランジット。パリでは、麻里子の友達で現地に留学中のKさんが、アパートを借りる手続きをサポートしてくれることになっている。フライトの遅れを連絡しておきたかったが、トランジットエリアには公衆電話がないとのこと。仕方がないので、パリ到着後すぐに電話することにして、再び機内へ。フライト自体は快適で、約1時間遅れでシャルル・ド・ゴール空港に到着、現地時間21時40分。