2016年9月18日

雨歩くたびに強まる蔦の街

小学生の頃に、萩原昌好・山口太一『まんがで学習 奥の細道を歩く』(あかね書房)という本をよく読んでいた。句の意味や旅の意味合いを分かって読んでいたわけではないが、読んでいるだけで北へと向かって移動している気分になれるのが楽しかった。その時期は家族旅行では東北や北陸に向けてテントや車中に泊まりつつ長距離を車でひた走るようになっていて、自分はその移動してゆく感覚が好きだったのかもしれない。