2012年5月13日

京都から来た女なりよくしやべる

赤い新撰 編集日記③

詩歌梁山泊で3月3日に第2回シンポジウムを開催する予定であったが、なかなか人集めが進まず旧知の邑書林に広報宣伝の協力を要請した。詩歌梁山泊の代表の森川氏から、邑書林には色々協力をして貰ったので「詩客」に『俳コレ』書評でも載せましょう、という。もともと、詩歌梁山泊が立ち上がったのも、『新撰21』で俳句の若い世代が見えてきて、3詩型の協力の可能性が出来たと言うことで始まった。更に一昨年の第1回シンポジウムは邑書林の全面的協力で進んだものであるから、『俳コレ』書評を他の出版社に先がけて行ってもおかしくはない。

OKと返事をして書評執筆者の人選を考える。その一人に御中虫がいた。これこそ悪魔の囁き、天使のほくそ笑み。

2月1日、御中虫に俳コレ原稿依頼、2日に了解。

後日、御中虫はこんな風に書いている。本当?

「炬燵でごろごろしていたら、ツクシだかカカシだかいう難解な名前のヒトからメールが来て、なにやら書評を書いてほしいという。ただし報酬はないと言う。無報酬で働くなどもってのほかだバカヤローあたしは今春眠暁を覚えずと昔っから言うようにまったくもって眠いんだよ邪魔すんなーと思い、すぐさま慇懃無礼にお断りしようと思った。が、その書評というのは「俳コレ」の書評である、俳句のこれからを担うであろう22人の各100句を編んだ、あの本の書評を依頼したいのである、というメールの続きを読んで、すぐさま気が変わり、二つ返事で引き受けた。」