蛙笑ひ原発四基残りをり
手をついて歌申し上ぐる蛙かな 山崎宗鑑
この句を目にして、僕はジブリ映画「千と千尋の神隠し」に登場した蛙のことを思った(役回りは湯屋の番台らしい)。
蛙のくせに大仰な着物を着て、すとんと床に座り、手をつき、朗朗と歌を詠みあげている、そういう絵。
宗鑑には、
月に柄をさしたらばよき団扇かな
という句もある。
俳句で遊ぶ姿勢、学びたい。
以下、蛙の登場する句をいくつか。
昼の酒濁世の蛙聞きながら 飴山實
青梅に手をかけて寝る蛙哉 一茶
初蛙みどりの色にさまざまある 加倉井秋を
蛙けろけろほら吹き坑夫三太の忌 野宮猛夫