2012年6月1日

神々が跳び箱を待つ立夏かな

初めまして、黒岩徳将(とくまさ)です。兵庫県神戸市生まれ、大学四年生。留学中のスウェーデンより、この文章をお届けしています。

スウェーデンというと皆さん何を想像されるでしょうか。降り続ける雪、オーロラ、家具デザイン、音楽はABBA、洋服はH&M、高い税金だけどハイレベルの福祉…などでしょうか。

なぜスウェーデンを選んだか?非英語圏で英語を勉強したかった(英語が苦手なので非英語圏の方が英語上達の近道と薦められた、授業は英語で受けられる)とか、専門の「生涯教育学」の発祥の地のひとつだからとか、いろいろあります。でも、一番は「学生のうちにやりたいことを全部やりたい」という思い。やりたいことを次々実行する中で、最後に残ったのが留学でした。

スウェーデンは、そして世界は、僕が思っていたよりもあまりに広かった!

僕がその先に見つめる日本とは、どういう姿なのでしょうか―

「僕に足りないものを数えるよりも、僕が持っているものを数えよう。そして広げよう」

これが僕の、今の気持ちです。大好きな俳句と共に送る、一人の学生の体当たり留学記、楽しんでいただけると、嬉しいことこの上ないです。