2012年6月28日

人の輪が船のかたちにミッドサマー

22日、スウェーデン最大の祭りである「ミッドサマーフェスティバル」に行ってきた。スウェーデン各地・特に地方で行われるもので、今回僕は、都心でメインの場所である「スカンセン野外博物館」で、スウェーデン人や日本人、様々な国の友達とこの日をすごすことにした。まず、メイポールと呼ばれる、花をあしらった大きな棒を立てる。そして、スウェーデン人は伝統的衣装を着たり、頭にミッドサマー・クランツと呼ばれる花飾りをつけたりして、音楽に合わせて踊る。なんとも牧歌的な光景だったが、友達と実際に踊ってみると、楽しかった。大人も子供も関係なく、うさぎ跳びのような上下運動や蛙や象の鳴き真似をする様子に溶け込むことができた。童心に返った。

ミッドサマーには面白い言い伝えがある。その日のうちに7種類の花を集め、7つ違う柵を飛び越え、花を枕の下に置くと、将来結婚する人が夢に現れるというものだ。僕を含め、男の友達や先輩は苦笑いしていたが、女性陣は必死になって柵を飛び越え、花を探していた。彼女らは果たしていい夢を見られたのだろうか。(つづく)