俳人の中で一番いい扇
A子は恋人時代にプレゼントした指輪を結婚指輪のように大切にしてくれているのに対して、やはり麒麟はそうはいかない…。
小銭のところに穴の空いたぺちゃんこの財布を持っていたら、ブルーの可愛い財布をプレゼントしてくれました。ですがなんと、下北で楓子さんと遊んでいたら無くしてしまいました。ついでにパスモと鍵も無くしました…。翌朝再び下北に行き、近場の相子さんが捜索を手伝ってくれましたが見付からず…。
今でも古志の人から「相子さんって良い人なんだね」と言われます。
ちょっと後にがま口をプレゼントしてもらいましたが、なんか醤油だかソースだかの染みが…。
夏でもウロウロするので危ないと、よく知らないけど高い帽子をプレゼントしてくれたんですが、嬉しくって毎日被ってたらそのうち無くなってしまいました…。
やはり底が抜けそうなバッグを持っていたらあわれに思い、ぽーたーと言うヤングに人気らしいバッグを買ってくれたのですが、持ち手が犬に噛まれたようにボロボロになり、マークは剥がれ、底はすりきれ…、やっと修理に出しました。無くならなくて良かった…。
数少ない無くさずにある物、そうそう、あった、これこれ…。
愛用の扇です。俳人は扇と手ぬぐいはきちんとしたものを持たないといけないからと、駄々こねてたら三越で買ってくれた扇、両面に魚が跳ねてて気持ちのいい扇。これは大切にしています。
他の扇は全部折れたけれど、この扇名付けて銘「A子」だけは今も元気に活躍しています。
日本中の俳人の持っている扇の中で、一番いい扇だと思います。
なーんちゃって、ねぇA子ちゃん?
「扇以外も大事にして欲しいんだけどなぁ」
タハハ
じゃ
また明日!