2011年6月1日

蛙笑ひ原発四基残りをり

手をついて歌申し上ぐる蛙かな     山崎宗鑑

この句を目にして、僕はジブリ映画「千と千尋の神隠し」に登場した蛙のことを思った(役回りは湯屋の番台らしい)。
蛙のくせに大仰な着物を着て、すとんと床に座り、手をつき、朗朗と歌を詠みあげている、そういう絵。

宗鑑には、

月に柄をさしたらばよき団扇かな

という句もある。

俳句で遊ぶ姿勢、学びたい。

以下、蛙の登場する句をいくつか。

昼の酒濁世の蛙聞きながら     飴山實
青梅に手をかけて寝る蛙哉     一茶
初蛙みどりの色にさまざまある     加倉井秋を
蛙けろけろほら吹き坑夫三太の忌     野宮猛夫