京都の立派な夏座敷ではなく、たとえばうちの実家のような、何の変哲もない田舎の一風景としての夏座敷だろう。来訪者として「あの山の名はなんですか」と問えば、「裏山ですよ」と答えが返ってきた。おそらく何らかの名前はあるのだろうが、そこに住む人にとってはただの「裏山」なのだ。そのすっきりした把握に、夏座敷の涼しさが強まる。
俳誌「家」2014年7月号より。
京都の立派な夏座敷ではなく、たとえばうちの実家のような、何の変哲もない田舎の一風景としての夏座敷だろう。来訪者として「あの山の名はなんですか」と問えば、「裏山ですよ」と答えが返ってきた。おそらく何らかの名前はあるのだろうが、そこに住む人にとってはただの「裏山」なのだ。そのすっきりした把握に、夏座敷の涼しさが強まる。
俳誌「家」2014年7月号より。