約束はどちらからしてもいいのだけれど、「わたしから約束をする」の率直さがとても潔くて、なんだか格好いいなと憧れてしまう。約束を交わした相手は少し頼りなくて心配させられたりもするけれど、そんなことも全部引っくるめての「わたしから」なのだろう。それでもやはり感じている心の不安。そこにはきっと一抹の淋しさもあるはずだ。そんな言葉にならない思いが、青葉木菟のくぐもった鳴き声と重なって見え隠れしているように思える。それでもやはり、「わたしから」という意思表示には、しなやかな強さがあって愛おしい。「約束」に限らず、そこにある、自らの意思で世界をひらいていこうとする強さがとても眩しいのだ。