「ああ、夢でよかったなあ」というばかばかしさ。牡蠣でも肉でもハマグリでもなくて、キノコ。夢のなかで食べたキノコは、ふだんの生活ではぜったい口にしないような、へんてこなキノコだっただろう。スーパーマリオのキノコみたいに。なんにもさしさわりのない出来事を、わざわざ俳句にしたところがおちゃめだ。
「豈」52号(2011年10月)、作品「伝統と反伝統」より。
いやらしい解釈のある名句かな
ぐうちよきのママにつかまる気持ちよし
君の俳句は
サムシングが足りぬと言はれさう思ふ
人はみな遺影のために微笑むか