句集『草魂』(角川書店 2011年)より。
この句の前後には脳腫瘍を患った作者の不安がたくさん詠まれている。病室のベットの上で、あまり身動きの取れない状態なのだろう。目をつむると様々な情景が浮かぶが、その中でも遠山の雪解をふと思い、近くに行きたくなる。動けない時に限って遠くを思うこの矛盾というか、欲が人間らしいと思える。
句集『草魂』(角川書店 2011年)より。
この句の前後には脳腫瘍を患った作者の不安がたくさん詠まれている。病室のベットの上で、あまり身動きの取れない状態なのだろう。目をつむると様々な情景が浮かぶが、その中でも遠山の雪解をふと思い、近くに行きたくなる。動けない時に限って遠くを思うこの矛盾というか、欲が人間らしいと思える。