蜻蛉や小舟より見る小学校  松本てふこ

川辺にある小学校。すごく素敵だ。この学校が自分の卒業した学校か旅先のとある小学校なのか、この句からは読み取れないが、小舟と小学校の間を蜻蛉が飛ぶことで、よりよい距離感が描かれている。郷愁も思わせる句だ。

週刊俳句278号「帰社セズ」より。