うろこ雲書名の数の限りなく
ようやく半分あたりまで来たようです。
本日は、ちょっと休憩。
また、明日、お目にかかりましょう。
あはれさやしぐるゝ比の山家集 山口素堂
歌書よりも軍書にかなし芳野山 各務支考
窓に蝶来るや読みあく湖月抄 村上蚋魚
落花生喰ひつゝ讀むや罪と罰 高浜虚子『五百五十句』
荷風黴び潤一郎黴び露伴黴び 池上浩山人『雁門集』
大干潟茂吉の歌集読み暮す 山口誓子
遺品あり岩波文庫『阿部一族』 鈴木六林男『荒天』
青酸漿著くづれて栄花物語 星野石雀『薔薇館』
冬の蜂わが読み飽くる馬太伝 金子明彦
花神なお目覚めぬ播磨風土記かな 橋間石『和栲』
方丈記読むや冬蔦走らせて 赤尾兜子『玄玄』
山家集戀三百首冬ざるる 矢島渚男『梟』
五月雨や机上に古りし俳愚伝 長谷川草々
蝶はさみ祈る手あわす楚囚篇 寺山修司『花粉航海』
風花や右京大夫(うきやうのだいぶ)贈答歌 手塚美佐『猫町』
読みあさる鏡花集あり春の風邪 加藤三七子『華鬘』
まぼろしの鱶が書斎を出てゆかぬ 池田澄子『いつしか人に生まれて』
詩篇あり東京巣鴨の食堂に 攝津幸彦『陸々集』
この家に絵本の消えし春の月 正木浩一『正木浩一句集』
水貝の眠さ万葉集巻二 永末恵子『借景』