蟻の列点字ブロック妨げず
日本はまだまだ福祉の遅れている国だという見方が多いが、世界に誇って良いと思える画期的な発明がある。それは、普段誰でも街中で見かけ、足で踏み、多くの人には気にとめられていない物だ。
「視覚障害者誘導ブロック」
点字ブロックという呼び方が耳慣れたものだろう。1967年3月18日、三宅精一という人が友人の失明をきっかけに、岡山の操山から少し離れた盲学校の近くに世界で初めて敷設したそうだ。
ご縁があって、竹内昌彦先生の講演を聴いた。全盲だが、食事や移動など自宅での生活で困る事はなく、初めての場所や仕事には、ただ慣れるのに時間がかかるだけだという。
使っている時計は針を触って時間が分かるので、わざわざ見なくても良いから便利。ごはんにかける「ゆかり」これには点字がついていて開けるところが分かる。広島の三島食品は良い仕事をしている。横断歩道で「カッコー・ピヨピヨ」という音が出るが、あれで東西南北が分かるのだ。などと、面白く道具の説明をしてくださる。目が見えないことでいじめられることもあったが、そんなときは消化器を噴射して教室中を粉まみれにした。おおごとになったが、それからはいじめる側も躊躇するようになった。大事は起こしなさい、大事なのは人を傷つけないことだ。などと自身の体験から、いじめで命を絶ってしまう子ども達に向けてメッセージを送っていた。
現在先生の半生を実写化した映画を制作しようという動きがあるらしい。心から応援したい。