箸でつまむのではなく掬うのである。スイートコーンの背中と尻(と仮定したところ)の下にすっと箸を滑り込ませる。箸と箸の間が開きすぎたら、途中でぽとりと落とす。だから出来るだけ狭めておく。かといって、箸の先と先とがぶつかるようなことがあると、互いに乱れて、やはりぽとりと落とす。ので、触れないようにする。
と、あることに気づく。これって、スキーの講習のようだ。箸がスキー板。コーンが人。ゴールが口。
そんな雪の夜の楽しみ方。
2014.2.1「いづこも」
中山奈々が江渡華子・神野紗希・野口る理の俳句を読む。2014年5月連載。
箸でつまむのではなく掬うのである。スイートコーンの背中と尻(と仮定したところ)の下にすっと箸を滑り込ませる。箸と箸の間が開きすぎたら、途中でぽとりと落とす。だから出来るだけ狭めておく。かといって、箸の先と先とがぶつかるようなことがあると、互いに乱れて、やはりぽとりと落とす。ので、触れないようにする。
と、あることに気づく。これって、スキーの講習のようだ。箸がスキー板。コーンが人。ゴールが口。
そんな雪の夜の楽しみ方。
2014.2.1「いづこも」