はなこのはらのこⅡ

こんにちは、華子です。
3月5日に、第二子である女の子を出産しました。
今回の妊娠も夫のおかげでたくさん泣いて怒って笑いましたが、とりあえずは出産の日のお話。少し長くなりますが。
予定日は3月14日で、予定日まで10日あるその日、調子も本調子ではなかったので割と家でぐだぐだしてました。
確定申告しなきゃな、とか、2人目の学資保険どーしようかな、とか、来週母が来るから部屋片付けなきゃな。とかぼーっと考えるものの、行動に移さないでゴロゴロ。
しかし、昼間にお腹が張る感じに何となく不安を覚え、入院グッズだけ見直していました。
夕方、保育園に娘を迎えに行き、ご飯食べさせてお風呂入れて、何時もなら娘が寝てからお風呂に入り直すのを、珍しく一緒に自分も洗ってみる。
寝かしつけを終え、夫の帰りを待ってると、よくお腹が張る。時間をはかると、10~15分くらい?一定じゃないし、我慢できる程度だし、前駆陣痛かとゴロゴロしてました。
夫にも早めに帰ってきてーと言っといて、ゴロゴロ。夫、早めの帰宅。
夫「病院に電話してみたら?」
私「うーん・・・間隔が縮まったらね・・・」
前日検診で病院に行った際に、助産師さんから「今週混んでてもう部屋ないから来週の方がいいよ」と言われていたので
できればこれが陣痛でないことを祈りたい。そして、前回の陣痛を思い返して痛みを比べようにも、覚えていない私の脳みそ。
とりあえず心配されているので、電話することにしました。
助産師さん「痛いの?」
私「痛いのは痛いですけど、我慢できます」
助産師さん「なら前駆じゃないかなぁ・・・息は?」
私「息・・・頑張って深呼吸してます」
助産師さん「それって痛いんじゃないの・・・?」
私「え・・・(だから痛いのは痛いってば・・・)」
助産師さん「あー、経産婦さんか。しかも前回早かったんだね・・・一応見た方がいいかな。来れる?」
私「え、あ、はい」
長女はすっかり熟睡中。そんな長女を抱き上げて病院へ。
東京で遊んでいる母に連絡すると、終電ぎりぎり間に合いそうだから向かうとのこと。
病院へついて内診を受けると
助産師さん「子宮口4センチ。経産婦さんをこの状態で帰すわけにいかないから入院ね」
がびーーーん。
部屋空いてないのに・・・せっかくの入院生活、ちゃんとした部屋で過ごしたいのに・・・
という私の願いもむなしく、入院が決定しました。そして母も間もなく到着。
しかし全然進まない私の陣痛は(6センチ開いていたらしいけど、10センチひらかないと産めません)助産師さんからも
放置され、一人深呼吸を続けていました。
夫は今回は長女の担当。走り回る長女の後を追いかけ、そして生まれる子の名前を考えていないことに焦っていました。
途中眠くてぐずぐずの娘をつれて車へ移動し、少しドライブして寝かしてくれていました。その時に見た朝焼けが綺麗だったようで、子の名前はそれを使うことにしたようです。

電話対応してくれた助産師さんもいいのですが、できれば別の助産師さんがよかった私は、日付変わって朝番の人に代わってから産みたいとひそかに思っていました。その願いは聞き入れてもらえたようで、朝番の助産師さんがやってきました。
その助産師さんが優しくて本当にお産が楽でした。

夜が明けて、長女がパジャマ姿だったので、夫に着替えを取りに帰ってくれとたのんだところ、彼のセンス炸裂の洋服を選んできました。
柄物の長袖肌着、柄物のノースリーブワンピース、かぼちゃぱんつ付きのズボン。
まず、肌着はいらない。着ているもので十分。そしてノースリーブの柄物ワンピを着せるなら肌着は無地にしてもらいたかった。そして丈の長めのワンピースなのに、なぜかぼちゃパンツ付きのズボンを選んぶの。普通のスパッツでいいじゃん。かぼちゃの分ごわごわしてるじゃん。
母、爆笑。私、イライラ。
私「普段私が何着せてるか本当に見てないんだね」
夫「そうだねー。てか、これの何がいけないのかわからない」
私「うそだろ!!」

さすが独身時代、デートの時にぬりかべのプリントされたTシャツで現れただけはある。
いやしかし、そんな場合ではない。
陣痛じゃ陣痛。
母「どうなの?」
私「わかんない。わかんない時点で陣痛じゃないのではないかと思われる」
                 こんこん
そこで先生が入ってきて
先生「次来た時に進んでなかったら促進剤ね」
私「!!!」
そうだろうなーと思いつつ、こんな微弱陣痛が長いと(微弱と言いつつそれなりに痛いんですよ!)赤ちゃんがしんどいだろうと思い、お願いする。その間、しっかり朝ごはんを食べ(母にあきれられる)、同じ病院に入院している大学の先輩と話したり。
全然進んだ気がしないまま、先生が再び来室。
先生「促進剤ね!午前中に生まれれば上出来かな」
私「はーい・・・」
時刻は九時半過ぎ。てきぱきと点滴の準備がされ、針が刺されました。
助産師さん「我慢できないくらいの痛みになったら言ってくださいね」
私「はーい」
数秒後
私「いたいいたいいたいいたいいたい!!お尻おして!ちょっとゆーむ君!おしりおしりおしり!!」
夫「え、ここ?ここ?」
私「違う!いい!自分でやる!!!」(完全に八つ当たり)
助産師さん「大丈夫?」
私「全然違う!全然違うのがきました!!」
助産師さん「どれどれ。。。あ、全開だ。早いね、分娩室に移動できる?」
まさかの初回陣痛で全開。そして、陣痛室まで徒歩なのは前回のお産で経験済み。
なので、次の陣痛来る前にと早歩きで分娩室へ。
助産師さん「冷静すぎる(笑)」
私「痛いので押してもらっていいですか?」
助産師さん「はいはい」
この押しては、もう子宮の中で出そうな赤子の頭を押しての意味なのですが、この助産師さん上手!!
本当に優しくて上手で、この助産師さんでよかった!と産んで二か月近く経ちますが思います。
おかげでだいぶ楽だったんです。
そして師長が来て、誘導されて破水。前回は破水からだったので、破水てちょっと痛いんだ、と新鮮でした。
そして、先生が笑いながら入室。
先生「本当にこんな早くにきたの?」
もういいから出したい!でも、先生が来たってことはもういきまなくていいの?私今回一回もいきんでませんけど。
先生「あ、立ち合いでしたよね。ご家族入ってもらってください」
眠さマックスの為、泣きまくりの長女を連れて夫と母が入ってくる。
先生「出ますよー。はーい」
赤ちゃん「おぎゃー」
あ、元気だ。泣き声聞いてほっとしました。
先生「元気な女の子ですね」
時刻は10:33分。促進剤から一時間かからない怒涛のお産でした。
今回は胎盤も見せてもらったり。グロテスクでした。お疲れさま、私の胎盤。
不機嫌長女にだっこをせがまれ、さすがに分娩直後なんですけど。。。と思いながら分娩台に乗せて、夫と娘ふたりと初写真。
今写真を見返しても長女の服がやっぱり変。

なにはともあれ、無事次女が生まれました。
次女が生まれて早二か月近く経ちますが、日々戦っております。いやいや期の長女はやきもち焼くししょっちゅう熱だすし。
でも、夫も色々助けてくれるので、楽しく充実してもいます。
次女を産んで長女がますます可愛く思え、次女もとても可愛いです。
とりあえず、無事健やかに育ちますように。