俺が雉子郎②

昭和59.1.21講談社刊行
『吉川英治全集 53』より

ふわぁー、日曜ってのはいいもんで、朝起きたらテレビに神野さんが出てて、A子とあーだこーだ言いながら楽しんで、その後は機関車トーマスを観てあーだこーだ言って、その後は仮面ライダー、プリキュアと続き、最近のテレビってのはすごいもんだね、と言いつつ朝食、コーヒー。掃除機をかけてトイレ掃除をするのが僕の仕事で、それが終わったらまたコーヒー、そしてこれ、今書いてるきりんのへや。

…!?

あ、僕、結構ちゃんと生きてる!!

はい、吉川英治、というか川柳作家雉子郎の続きです。まだまだ初期なので若い。

姿見の前に一人でいい気なり

鏡の前で僕、雉子郎。

納豆売氷のやうな剰銭(つり)を出し

納豆ご飯は感謝しながら正座して食べるべし。ちなみに「日本」大正二年一月掲載。

日本橋頑張つて居る馬の糞

大正二年の日本橋では馬が頑張ってました。

いかな事廓で売れる赤蛙

赤蛙丸って薬があるらしい、いや、ほんとだって。

死むんで見た翌日はどんな道を行く

「大正川柳」23号に掲載。春と秋、こんな気持ちにならなくもない。

死ぬんだと云へば女房泣きやがる

吉川英治と言えど甘えたい時もあるんだぜ。

都会てふ火宅の中に油蝉

激しい青春、痛い目にあう青春。ただただ恥ずかしいのが青春。

若い雉子郎さん、うん、ほんと若い。どんな風に作品が変わっていくんでしょう。

じゃ

ばーい