昭和59.1.21講談社刊行
『吉川英治全集 53』より
楽しみにしていた映画「天心」を観てきました。そう、岡倉天心先生が主人公の映画。
映画の中で菱田春草と横山大観が売れなくて苦しむんですが、そこでA子がウルウルしてですね、あぁ春草さんの奥さんの気持ちがわかるわ、とか言ってるんですけど…。
いや、僕、働いてるからね、別に働きたくは無いんだけど、全然俳句だけやっていたいけど、働いてるからね。働いてりゃ偉いってもんじゃないけどさ。
と思いました。画家とか棋士とかは職業ですから。わかったかいA子?というか一緒の職場じゃないか…。
えっと雉子郎さんの川柳やります。八回目です、なかなか終わりません。
実はきりんのへやは読者が飽きているとかはあまり考えてません。あ、知ってました?失礼。
風上にしぎ焼の客三四人
これで白いご飯いける。
店先に一つ落ちてるくだもの屋
拾いなさい。
うすぐらい飯屋のぞけば飯が見え
美味いとか美味くないとかじゃなくて通う飯屋もある。
売れて居るところを見ない骨董屋
あはは、骨董屋とはまさに。不思議な骨董屋、不思議な駄菓子屋、煙草屋等、どれも味があります。
親子仲よくせんべいを店で焼き
そんな暮らしにたまに憧れます。渋い顔しながら。
逃げた弟子蕎麦屋で意見されて居る
とりあえず蕎麦食ってるようじゃダメ。
教会を救はれてゐる顔は出ず
皆辛い。
鶏肉屋しやぶつたやうな骨を積み
ちゅぱちゅっぱ。
じゃ、また
ばーい